岡山県苫田郡鏡野町上齋原
阪神高速が6/6まで湊川で通行止めなので、久し振りに岡山の山に行ってみる。
Road Map :中国道を院庄ICで下りてR179を北上し、上斎原の集落に入る。
Route Map:寺ヶ原集落からの林道を登り詰め、林道終点から三ヶ上山頂、三角点を往復する。
標高差:431m
コースタイム:1時間24分(三角点往復含む)
登り:53分(三ヶ上まで)
下り:48分(三ヶ上から)
ハイキングするには最高の山だった
三角点はどうでも良いことにして、登山道、山頂の展望を総評するととっても良い山に思えた。
周回コースがあるらしが、ガイドブックには「ヤブコキで熟達者でないと無理」と書かれている。
そんな道をコースとしてガイドブックに載せるなよ。岡山の山 百選のガイドブックには、頑張れば登れるコースの紹介が多い。 (何度、偉い目にあったか!)
さんがじょう
上斎場から寺ヶ原集落の林道に入り林道終点まで車を走らせると
広い空き地があった。 7時36分に駐車地を出発する。
駐車地と登山道に沢山の ”タニウツギ”が咲いていた。
登山道は林道の様に広い道から始まる。
先程まで小雨が降っていたので、前方に見える山々には雲が乗っていた。
登山道は狭くなってくるが、かつては林道だった感じがする。
樹木が生い茂り展望は無いが雑木林の新緑の中、気分良く歩けた。
道は緩やかに登っていく。
”水場”への表示があり、矢印は沢の方向を指していた。
興味はあるが20m先なので見に行かず。
水場横の登山道の真ん中に ”イモリ”が居た。
カメラを近付けても逃げる様子は無く、アップで撮ることが出来た。
更に穏やかに登る広い道が続く。
ハイキング道であり、チャリンコでも充分走れそうな道だ。
”ギンリョウソウ”(ユウレイソウ)の群生地があった。
ギンリョウソウは山道で良く見掛けるが、かなり広範囲に群生していた。
38分にて ”頂上まで500m”の表示を通過する。
ここまでは穏やかに登るハイキング道であったが、
少し下ってから登山道らしい登りとなってくる。
登りがきつくなって来たと言えど、やっと普通の登山道に
なって来ただけ。 その登りも長くは続かなかった。
展望が開け、山頂が見えて来た。
53分にて ”三ヶ上”(1,062m)に着く。ここが最高峰であるが、
地図上の ”三ヶ上”は標高の低い三角点が在る方になっていた。
ネットで良く見かける山頂の ”石仏”は意外と小さかった。
山頂からは360°の大展望であるが、生憎、雨雲が掛かってしまっている。
この後に登る予定の ”妹山”は縦走でも行けそうな距離であるが、登山道は無いらしい。
山頂より三角点のある本家の ”三ヶ上”を見るが、この時点では真ん中の高い頂きがそれと思っていた。
ここから背の低い笹原を鞍部に下り、登り返す。
”三角点”のある山頂と思い、登ってみるが ”三角点”は無く、
”三角点”は更に先へ下って行った所だった。
偽ピークからは3m程のナマガリダケが生い茂る薮道となり、
ササを掻き分けながら進む。 踏み跡はしっかり付いていた。
16分で ”三角点”のあるほんまもんの ”三ヶ上”(1,035m)に着く。
”三角点”は草に隠れており、展望は薮越しに見える程度であるが、眼下に下斎原の集落が見えた 。写真は撮ったがガスっていて絵にならないので掲載はなし。
周回出来る道もあるらしいが、かなりの薮道らしいので、引返すことにする。
”三ヶ上”に戻る途中で見た南面の山容は北面の穏やかさとは違い、すっごく男前だ。
このピークが名無し山とは勿体無い過ぎる。 こちらを ”三ヶ上”とすべきであろう。
10分程で ”三ヶ上”(ややこしい)に戻る。
岩陰にもう一体、石仏があった。
先程よりガスが切れて来た。 山頂周辺を散策する。
この時点では ”妹山”の急斜面を登るとは思っていなかった。 しかも雷雨でずぶ濡れの中での超薮扱き、
下りでは踏み抜いて一回転する大転倒までするとは、当然、想像は出来なかった。 薄いガスの中ではあるが、
こうして ”妹山”の写真を撮れたことが幸運だったと思う。
”上斎原”の集落を眼下に見ながら下山する。
山頂付近の登山道には ”イワハゼ”(アカモノ)が沢山咲いていた。
花後に赤い実を付けるのでアカモノと呼ばれている。
登山道中、唯一少しきつい所があった。
ロープが設置してあるがロープに頼る必要はなかった。
それ以外は穏やかなハイキング道となる。
左側には ”タニウツギ”が咲き誇っていた。
穏やかに下って行く。 今日、唯一御夫婦のハイカーとすれ違う。
下山48分にて駐車地に戻る。 日曜日なのに先程すれ違った御夫婦の
神戸ナンバーの車が1台停まっていただけ。今頃、良い天気になってきた。
見えている山並みには既に登っている山も多いと思われるが、
特徴の無い山ばかりでまったく同定出来ていない。